キニナルニホンゴ


このブログにおいでの皆さんは、いずれも言葉に何らかの拘りを持っていらっしゃるようなので
私も改めて気になるコトバを省みることにしました。
なーんて、私だって人が聞くとさぞかし気になる日本語を使ってるんだろうなと思うけど、
まあまあ、ひとまずここは自分のことを棚に上げて。いっちょいってみよー。(無責任。笑

で、まず仕事で気になることが多いのが「ご苦労様です」。
これが意外に、若い人だけではなく割合いい年の方までが、目上に対して使っているのをよく耳にします。若い子にはできるだけ私も「ご苦労様は目下の人に使う言葉だから、よそで言っちゃ恥かいちゃうよ〜」と教えることにしていますが、これが目上の方相手だとそうもいきません。
もっとも、謙譲語云々より私の歯に衣着せぬ発言の方がよっぽどビジネスリスク高いんですけど・・・(汗




仕事でちょっとびっくりしたことと言えば、
ある日、校正を取引先の代理店に出したら担当の営業部長から電話が。
客の原稿通り打ったはずの箇所をさして曰く
「ここの一文さー、変じゃない?スタンプシールをはりつけしてくださいって何?」
「お・・・・・・・?」
一瞬何を言われているのかわけがわからなかったが、ハタと思い当たった。
「あ・・・それ・・・原稿通り「貼付」で打ってよかったんですよね・・・?」
「? いや、はりつけって何って聞いてんだけど」
「 あの、領収書貼付、とかの貼付で原稿間違いありませんよね・・・?」
その後1分間ほど以下同文。(汗
部長さんでも意外なことを知らないもんだなぁ、と変に感心したという話。
相手は取引先だし、かと言って校正の話だし、こういうときは説明に困っちゃいますねぇ。(笑

それにしても、いつの時代も若者の言葉の乱れが取り沙汰されますが、過日の報道で「汚名挽回」の誤用が多いのは若者層より壮年層、という調査結果が出たのにはちょっと驚きました。
近年はニュースを読むNHKアナウンサーでさえも平気で変なこと言ってますよね。
以前のダメ日記「きむ」でもちょっと触れましたが、つい最近も聞いたのでまた気になってしまった言い回し。
「有事が起こった際には一体どうするのか・・・」。
起こるから「有事」なのであって、起こらなければ「無事」なのだ。それじゃ「馬から落馬する」「白い白馬」って言ってるのと同じじゃん。この場合、「有事の際は・・」と言うべきではないのかねぇ。

他に同じような例で、「炎天下のもと・・・」というのもよく耳にしますね。
下=「もと」なのだから、単に「炎天下」か「炎天のもと」でいいんじゃないのかい?

もひとつついでに、以前NHKの番組でリポーターの男性がしきりに「こうしたちょうばんが・・・ここにちょうばんを・・・」と言っているので「なんじゃ?」と思って画面を振り返ったら、何のことはない、「蝶番」でした。現場の大工ならまだしも、放送側の人間なんだから正式名称で言いなさいよ。それとも、今は「ちょうばん」を正式名称として認めているのかな?

いや、何もNHKだけを批判してるんじゃないんですけどね。ただ、NHKには他局以上に言葉の質に対してプライドを持って欲しいと個人的には思うわけですよ。もっとも、ゲストや一般の人との「会話のつなぎ方 = コミュニケーションの取り方」は民間から本気で学んで頂きたい部分が大いにありますが。(笑

でも上記はいずれもちょっと気を付けていればすぐにわかることなのでまだ良いとして(いいのか・・・?)、私がどうしても気になるコトバをひとつ。

ここ北海道での特徴的な言い回しのひとつに「過去形で挨拶」というのがあります。
例をあげると、「こんばんは」を指す「お晩です」を、「お晩でした」というのが割と普通だったり。(何故か他の挨拶に比べても「お晩でした」はどこか常用句として成立している感があります。)
他にも「毎度様です」(これ自体も不思議なコトバだけど、業務用語として私も言いますね)を「毎度様でした」とか。なんじゃそりゃ。(笑
非常に不思議な響きですが、これに関しては「北海道方言」として道内ではある程度許容されています。(もっともこれは、比較的田舎の地域や壮年層・年輩層に使う人が多いです。現在は過去形なんておかしいから絶対使わないって人も少なくないですね。私も過去形では挨拶しません。笑)

しかし、この過去形の応用には地元民にだって限界があります。
私が小学生か中学生の頃、町内のスキー遠足がありました。集合場所で挨拶に立った団長さんが、張り切って拡声器を握りしめ大音声を一発轟かせたのでございます。

「おはようございました!!」

「!!・・・・・・・・・・」(一同沈黙)

「ん!?元気がないですねぇ。もう一度いきますよ、
 おはようございました!!!」


「・・・・・お・・おはよう・・ござ・・・・」(一同沈黙)

・・・・どうすりゃいいんだよ・・・・

気分は少し前のファンタのCM(※注)でした。

※注:私が好きだった以前のファンタのCM(シリーズ作)。
【例】(台詞は多少間違ってるかも知れないけどゴメンしてけろ)
3年C組、将軍先生!!
教室にて
 将軍先生:「この問題ができる奴はおるか。」
 生 徒 達 :全員うなだれて「・・・・・・」
 将軍先生:「どうじゃ、誰もおらんのか?」(満面の得意笑い)
 女生徒A:堪りかね「・・・ハイ、先生!!」 
 将軍先生:「頭が高い!!!」
放課後、河原の土手に座る生徒が2人。
 女生徒A:「・・・・どうすりゃいいのよ・・・・」
 女生徒B:「・・・・・」(だまってファンタを飲む)
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by midori_design | 2005-07-15 00:35 | 勝手にツッコミアワー | Comments(3)
Commented by cakecake at 2005-07-25 21:13 x
同じ流れで、後輩からのビジネスメールで「**殿」ときたのに諭した記憶が。
どうでもいいけど、これ読んでマイヤヒー(ハハー)聞きたくなったのでいってきます。
Commented by おみすけ at 2005-07-28 22:22 x
私の知っている方も過去形で挨拶する人でした。
彼の『おはようございました』は非常に印象的でした。

が、その方は電話で『場(ば)』という字を伝えんがために『競馬場の・・・ジョウ』と言い話を一層複雑にした挙句、『ジャイアント馬場の・・・』と言いたれもしたので、彼がどうかしているのであって、過去形挨拶は普遍的ではないと思っていたのでした。

マイヤヒー(ハハー)はわからないのですが、昔北海道民との会話で
『ボンババ・ボンバ』
『ハッハー』
と大昔のUHBな反応をしたところ、周りから

『やっぱり北海道って未開の地ってかんじ』

といわれました。この非は私にあるのでしょうか。
Commented by midori_design at 2005-08-01 22:52
おっと、ここにも中毒者がおったか。笑
仕方ない、もう一人増やしておくか。
マイヤハッハー♪
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