無用なおチャメ

今日立ち寄ったスーパーで、並んだ果物の中に見つけた『チャメ』の文字。
ふーん、あたらしい南国フルーツ?と思って近づいてみると、『説明書き』に『真桑瓜』と書いてあった。

・・・・・・・。

なんで説明書きに和名が表記されるのよ?という微妙な違和感が拭いきれなかった。
確かにそれは韓国産ではあるが、私の中で『真桑瓜』は日本古来の果物という印象が強かったからだ。

いや、もうちょっと正確に言うと、
ルーツを辿ると大陸なのかも知らんが、日本では昔から『真桑瓜』って名前で普通に食べられていたはず。
なのに、なぜわざわざ新しい食べ物であるかのように異国の名前で表記しなきゃならんのか、っていう
何とも表現しにくい、ある種の人にはなかなかわかって貰えそうにない歯がゆさだ。
自分なら、『真桑瓜』と書いてあった方が素直に買える。

調べてみると、日本では50年程前に、プリンスメロンに押されて真桑瓜はすっかり姿を消したようだ。
だから、いま日本で売られているのは殆ど韓国産。
年配の人でもなければ馴染みが薄く、新しいフルーツとして認識されても無理からぬご時世かもしれない。

言い遅れたが、私自身も一度も食べたことがないどころか、見たこともなかった。笑

しかし、絵本や和歌で『真桑瓜』が古来よりある日本の果実として本能的に刷り込まれてきたためか、
何でも韓国にしときゃ売れるっていう何とも安易な流れに乗って、こんなものまでが
まるで新しい異国の文化であるかのように店頭で安売りされていることが、私には気持ち悪かったのだった。

気持ちは悪かったのだが、
『日本で古来より親しまれた果物』を自分が見たことも食べたこともない事実に釈然としないものを感じ、
自身の純粋且つ強烈な好奇心を満たすために、私はその『真桑瓜』をひとつだけ購入した。
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by midori_design | 2012-06-01 22:55 | ツブ焼き