新型

さて。いつもの事ながら、かなり時間差のある話で恐縮だが。
先月、私が勝手に 『アドバイス障害』 と命名したものについて何となく書いてみたところ、かつて自分が抱えていた最大の問題が何であったかや当時の行動パターンが我ながらよく理解できたうえ、コメントを書き込まない方々からも意外に反響があったりして、個人的に色々と面白かった。
なので続編を書こうと思っていたのだが、時間が経ってちょっと温度感が下がったことに加えて、新たに別の思考が出て来たこともあり、この件についてはもう少し保留することにした。

ただ、先の文章について少し補足するために、さるお方から頂いたメールへの返信に私が書いた内容を以下に引用しておく。

「今回の文章は論調が終始批判めいていますから、読む人によっては非常にネガティブな内容と受け取られるかも知れません。でも私が言いたかったのは、『これまでの自分の考え方を全く変えること』は『自己の存在や価値そのものを全否定したり、人格そのものを変えること』と決して等価ではないという事であり、『(適切に)人の意見を容れること』とは『思考の方向転換でこそあれ、敗北や自己の抹殺ではない』という、ごくシンプルな事実です。むしろ、アドバイス障害の人がその状態から抜け出すヒントになるかも知れない、ポジティブなものとして書きました。」


話を元に戻す。

さて、そんな7月のある晩、ふと見ると夜中の2時を回ったばかりだというのに、このブログのアクセス数が既に50を超えている。しかも、リロードする間にどんどん増えていく。

??? なんだこれ。何の検索にひっかかったのよ?

・・・と思っていたら、原因はこれだった。

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びっくりするわー、もー。てんで油断してたわ。通常ほぼひとケタアクセスのweb僻地で時折こんな駄文を書いては安穏としていたわけだが、たぶん萩原氏の実験という意味合いもあったのだろうから、最終的に100を超えたアクセス数を報告しておきましたとさ。いやまあ、翌日には11アクセスの通常営業に戻ったんだけどw

てか、実はかなり以前にこっそり
↓ こんな記事書いてたんだけど、本人はじめから実名で出てるからイニシャルトークの意味なかったw
■視聴推奨 (2010-04-18 22:15)
旅と辛口トーク(ry が好きな方におススメですので、興味のある方はどうぞ。


・・・だからという訳ではないが、今回は萩原氏の1か月前のツイートから。
読んでいて、これは 『アドバイス障害』 と本質が似ているというか、むしろ多分に相関性のある話だと思ったので紹介したい。

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■日本の若者がどんどん「老化」してた!運動不足でうつ病も増加



若者の老化や運動不足云々という話にはここではあえて触れないが、改めて感じたのは、このまとめにも書かれている 『新型うつ』 に対する根本的な疑問。
この 『うつ』 のひとつとされる病、少し調べてみるとどうやら、専門家の間でも未だに見解の分かれる領域のようである。それも踏まえた上でリンク先の記事を全て読んでみたわけだが、特に下記の内容がひどい。


■若者に増える新型鬱 出社できない…でも旅行や趣味はOK (産経ニュース)


鬱と診断される根拠も僅かに示されてはいるが、この記事の書き方自体に語弊があるのか、そもそも一定の悪意を持って書かれたものだからなのか、これを何度読んでも 『新型うつ』 がれっきとした病気であるという方向には解釈しにくいものがある。 
新型うつに関しては私自身も、「ある人物が仕事ができない理由として【新型うつ】という病が先にあったわけではない」という理由で、かなり否定的な見方をしている一人ではある。(まわりくどくてゴメンw)
しかしそれでも、このような記事を読めば読むほどスッキリとしない、一向に解けない疑念だけが積み重なっていた。
その疑念の起こる理由が何なのか、新型うつについて少し書いてみようと思い調べていたら、こんな記事が出てきた。


■若手社員の「新型うつ」は単なるうつ病ではない!パニック障害の権威が職場の偏見と治療の誤解に警鐘
――貝谷久宣・医療法人和楽会理事長に聞く (ダイヤモンド・オンライン)


■「新型うつ」こうすれば治る (週刊文春)


おお・・・!
ここ数年の新型うつに対する疑問が非常に綺麗に解けてびっくりした。
あまりに頭がスッキリとして、久しぶりに爽快感を覚えた程だった。

書き手の思惑や記事の書き方そのものへの評価はあえて避けるが、「新型うつの多くは否定型うつであり、そのメカニズムはPTSDと同じである」(意訳)という貝谷氏の説には非常に説得力がある。
「新型うつは薬が効きにくいって、早い話がそれ、うつ病じゃないからじゃね?」といった疑問や、これまで私が出会った「新型うつ」と思われる人々の行動パターンなど、様々な事が一気に腑に落ちた感じがした。

無秩序に個性を認めようとする誤った教育と社会の潮流が生み出したであろう「新型うつ」量産の経済的ツケを、企業側だけが支払うこれまでの風潮(異論はあろうが、あえてこの表現を使う)にはかなり疑問を持って見ていたが、この記事は新型うつを患う若者の社会システム上の受け皿や、そもそも新型うつになりにくい子供を育成するための教育システムというものを構築する上でも、大きなヒントになりそうだ。
新型うつに対する前提の認識という点で経営者サイドにとっても面白い話だろうと思い、萩原氏や知人にもメールで送っておいた。

・・・と思ったら、今日の萩原氏のニコニコ生放送のテーマは「新型鬱」なのね。
興味のある方はぜひ。

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by midori_design | 2013-08-26 01:56 | ツブ焼き | Comments(0)
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