はなぢ 2002年 8月13日(火)

突然だが私は鼻血体質だ。
暑さで鼻血、寝不足で鼻血、そんな時は顔洗っただけで鼻血、ひどい時は夜中に鼻血で目が覚め、とにかくことあるごとに鼻血にみまわれるのでいちいち驚きもしないのだが、いくら慣れているとはいっても何かと作業が中断されるので大変不便である。



今日ひょんなことから鼻血の話になったので思い出したのだが、数年前こんなことがあった。

その時も私は、鼻血で当時の勤務先があったビルのトイレから出られなくなっていた。
口中が血だらけになってしまうのでしばらく個室にこもって血を吐き出していたのだ。いい加減止まってきたかなというところでやっと個室から出て、洗面台で口を濯ぐことにした。

誰もいないので気にすることもなく口を濯いでいたのだが、しばらくして若い女性が入ってきたのだ。たぶん同じフロアで働いているひとだろう。ああ悪いなあとは思ったのだが、丁度その時、再び口の中に血が大量に降りてきたため、仕方なくもう一度個室に戻る羽目になってしまった。ややしばらくの鼻血との格闘の後ようやくトイレ籠城から解放されたのだが、それは先程の女性がとっくに用を足して出ていった後であった。
しかし一息ついて冷静に考えると、私はどうにも彼女に誤解を与えたような気がしてならないのだ。

トイレに入ったとたんに洗面所で血を吐いている女。
あまつさえその女は慌てて個室に駆け込んで出て来ない。いきなりそんな場面に出くわしたら、私だってびっくりするに決まっている。気が動転して救急車だって呼んじゃうかも知れない。だがこの状況でいきなり赤の他人に
「ただの鼻血だから大丈夫です。」とさわやかに説明するのも不自然だ。
きっと「この人悪い病気かなにかかしら」とか思われたに違いないのだ。口から血を吐いちゃうくらいだから、そりゃもうエラく悪い病気にかかっていると思われたに違いない。
「かわいそうに気の毒だわ」とか同情されているかもしれない。もしかしたら「あの人元気そうに振る舞ってるけど大変なのよ」とか言って明日には募金活動なんかが始まっちゃってるかも知れないのだ。
無論そんな心温まる慈善活動が行われることはなかったのだが、私の鼻血っぷりは今も健在である。鼻血の対処には今後気をつけたいと思う。何をどう気をつけるかわかんないけど。
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by midori_design | 2005-04-23 22:58 | 恥の遺産