とうさん/K嬢 2002年 10月15日(火)

一昨日、札幌市民のくせにテレビ塔のぼってきたのね。
なんか面白いもの撮れるかなあって思って。
札幌に住んでたらまず行こうなんて考えないでしょ、テレビ塔。
思いついた時にでもなきゃもう一生のぼらないかもしれないしなあ、
って思ってわざわざおカネ払って展望台まで行ってみたのね。



札幌市民のくせに札幌の説明聞きながら
ぐいいーんってエレベーターで昇ってって、
さて、なんか撮りたいものはあるかいな。と思ったら、
そこには景色そっちのけでワタシの心をわしづかみにしたものが。
フラフラと吸い寄せられるように近づいてニヤニヤしながら
5枚の葉書をえり抜き、気がついたらおねいさんに「これください」。
いやー、いつからあったんだろこんなキャラ。
こんなことならもっと早く来るんだった。
テレビ塔の新しい顔、その名も

「テレビ父さん」。
あはははは
「テレビ父さん」。
うはははは
まっかなボディにミドリのハラマキ、
「テレビ父さん」。

やるなあ、札幌のデザイナー。ブラボー!!
しかも、降りるときになって気がついたんだけど、
エレベーターの前に「立体テレビ父さん」いるのね。
観光客が展望台についてチーンって扉ひらいたら、父さんそこにいるんだね。
もうたまらん。
これ以上説明するのもアレなんで、札幌市民は今すぐ現場へGO!
市外の方も、来札の折はテレビ塔展望台に直行だ!
景色なんてうっちゃっといてここは是非とも父さんグッズを押さえて頂きたい。
しばらくワタシの中では父さん大流行の予感。
いやーひさびさにいい出会いだ、行ってみるもんだねえ。


ところで話はまるで変わってしまうが、
こんな具合に基本的に一人でほっつき歩くことを好む私は
友人にもあまり連絡をとらない。
筆無精だから最近は年賀状すら出さなくなった。
さすがにこれじゃいかんとは思うが、
忙殺されていたのとめんどくさいのとで
未だにそこらへんの問題は放置されたままになっている。

そんな超腰重の私も、M氏の強力な叱咤とバックドロップ
いやバックアップによりこうしてサイトの公開に漕ぎつけたわけであるが
(いやM氏には心から感謝してるんですよぅ、ホント。信じてよぅ)、
まあ折角なのでとHP開設の旨連絡した数少ない一人に友人K嬢がいる。

彼女とは高校以来の付き合いだが、飾り気のない性格と
その会話のテンポがかなり早口の私にも丁度良い。
彼女が気づいてるかどうかは知らないが、
私なんかより格段に頭の良い彼女の独特な言い回しも面白い。
彼女の思いも寄らぬ表現には悪舌の私も時々ヤラレる程だ。

もう何年も前になるが、彼女と二人でバスに乗っていたときのことだ。
車内は出かける人々でわりと混雑していたが、
たまたま目の前の席が空いたので座りかけた彼女が思い出して語りはじめた。
聞くと、先日彼女がバスに乗って座ろうとした瞬間に
ものすごい勢いでおばさんに席を強奪されたという。
それも、もうほとんど腰を下ろす寸前だったと言うから
つくづくおばさんのパワーには恐れ入る。
相当ハラに据えかねたであろうことは想像に難くない。
おばさんが暴挙に出たそのさまを、彼女はバスの中で実演付きで説明するのだ。
思い出して再びアドレナリンが出たのだろう。自然と声も高くなる。

K嬢「だって、あたしの体勢がこうよ!?(中腰)
     もうまさしく座るっていうこの瞬間よ!?(アクション付き)」


私「うんうん」

K嬢「あたしとイスの、この、こぉーんな隙間に、(力説)
      こうおばさんが!!

   もう二人羽織状態 」


当時我々は22、3歳だったと思う。
若いというだけで美しいその年頃(おいおいそりゃ言い過ぎだろ)、
彼女の口から出たその表現は素晴らしく年寄り臭かった。

私「・・・・・K、一応20代前半のうら若き乙女なんだからさ・・・
    気持ちはわかるがどうにかなんねえのかその表現・・・(堪え笑い)」

刹那、 「ぷっ」 

力説した彼女の前の席に座っていた見ず知らずの奥さんが
堪えきれずに吹き出した声だった。


バスという公共の場で
知らないおばさんのおヒザにオッチャン状態になった
その光景は確かに面白いが、
それを混雑したバスの中ジェスチャー付きで
アツく説明する彼女も相当面白かった。


説明で思い出したが、4年くらい前だろうか。
電話でとある会社のパンフの誤字について彼女が説明してくれた時のことだった。

K嬢「鑑賞の鑑の字が間違ってるのよ。
      どう言えばいいかな、うんっとね、

   観阿弥世阿弥の観 になってるの」


私「K・・・観光の観、とか言えばいいだろ・・・。
    あのな、説いて明らかにするから説明って言うんだよ。
    それじゃ余計解りづれぇだろ!」


・・・いやまあ解るからいいといえばいいんだけどね・・・・・・。
でも面白いよK嬢。
キミは自分のオトートやイモートが変わってるとよく言うが、
血は争えないって言葉も世の中にはあるのだよ。ふふふ。
今後も友人K嬢の意表を突いた発言には乞うご期待である。
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by midori_design | 2005-04-23 22:20 | 恥の遺産