ぽ  2004年 2月11日(水)

その再会はまったく突然に、思いがけなくやってきたのだった。

暮れの繁忙期、会社に数日泊まり込みしてやっと帰宅した私は、
何か空腹を癒す物はないかと思い自宅の冷蔵庫を開けた。
するとそこにはプリンがあるではないか。



蒸したり焼いたりして作る本来のカスタードプディングとは
かなり仕様が異なるが、なぜか日本では「プリン」として
誰もが良く知っているゼラチンで固められた商品。
器にあけて食べる時のために、プラスチックの容器の底に
「プッチン」と折って空気を入れるためのツメがついたあれである。
厳密に言えばあれは「たまご牛乳ゼリー」だと私は思うのだが
(だって下に入ってるのもカラメル風味のゼリーだし)
まあそれはさておき、さしあたり私の血糖値を上げる材料としては申し分無い。

無論、空腹の私はわざわざプッチンと女々しくツメを折って
器にあけるような手間はかけない。 (いや別に空腹じゃなくてもそうなんだけど)
男らしくそのままフィルムをめくって、容赦なくスプーンをつっこんで喰ってやる。

d0033422_22225965.jpg



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
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・・・・・・・・・・・・・・・・ポ?!


かれこれ7年程前だろうか、
私がこのプリンをどこかのコンビニで偶然発見したときは、
動揺のあまりその商品のメーカーも確かめずにその店を出てしまったのだ。

その後どの店でもこの商品を見かけることはなく、
後になぜあれを買って写真におさめなかったのかと随分後悔したものだ。
まさか7年後の自宅で再び出会うことになろうとは。

「ポッチンプリン」

この感動をまだ帰宅していない姉と分かち合うために、
私は手にしたプリンを再び冷蔵庫に戻し無言で扉を閉めた。
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by midori_design | 2005-04-23 21:20 | 恥の遺産 | Comments(0)
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