続・銘仙三昧

d0033422_4444032.jpg


大胆な色と柄行が魅力の銘仙。いずれも大正~昭和初期のアンティークです。上の段が、先の「銘仙三昧」で書いたお茶の先生から頂いた3枚。下の段は、以前の記事でもご紹介した、私がオークションで入手したものです。



左上の矢羽の着物は、ひとつの矢羽柄の長さが約45cmもあります。
この大ぶりな柄を生かすためでもあるのでしょう、お袖も長くてかわいいです。

上段中央の着物は、光の加減で地色が赤紫から青っぽく玉虫のように変わります。横糸の赤と縦糸の青で赤紫に見せているからでしょうか。お袖はまあるく仕立ててあり、先生のお若い頃の可愛らしさが目に浮かぶようです。


d0033422_4454362.jpg木の葉柄がかわいい羽織は上記の着物に合わせて仕立てたようで、こちらも写真のようにお袖がまあるくなっています。柄もフォルムもとても可愛らしいですね。


d0033422_44727100.jpg羽裏もたいへん可愛らしいものがついていました。大きな御所車文が効いてますね。
先生はよく先の「赤紫地にボタンと井絣の着物」とこちらの「木の葉柄の羽織」をお召しになっていたようで、これらを見ているとお洒落な商家の娘さんの姿が生き生きと想像されます。朝の連続テレビ小説の中から抜け出てきたようですね。

d0033422_4451488.jpg上方のお方はあまり好まれないかも知れませんが、銘仙の魅力はきっと、お洒落着であってもどこか素朴さと温かみのある風合いというところにもあるのでしょう。
「ものづくりの継承はたいへんなのだ。」で千織ねいさんが書いていたように、銘仙の織も後継者不足にあえぐ日本の素晴らしい技のひとつです。そんな中、千織ねいさんの大親友のご主人のご実家が銘仙の織元とは、なんと素晴らしい!ブラボー!!ご苦労も沢山おありでしょうが、銘仙の技と美しさを未来永劫お伝え頂きたいですね。
次に東京に行く時が本当に楽しみです。秩父銘仙館、絶対行くぞーー。それから京都も絶対行くんだ。友禅も思う存分見て歩きたーい。
[PR]
by midori_design | 2006-06-23 04:46 | 和もの生活 | Comments(10)
Commented by くされ女 at 2006-06-23 09:54 x
かわいいー。

なるほどー 上方は確かに 淡い色合い
茶道仲間で呉服屋の旦那がいるのですが、「自分は京都で修行したので、色あわせが淡すぎると言われてしまう」とのこと。北海道の人は濃いトーンを好むそうです。

なんかうどんのつゆみたいで面白いですね。

雪景色にインパクトのある色の着物は生えますよね。

風土が色彩の好みを作るのかしら。

ぜひ、そういう巧みの技が残るように、みんなの関心も向いていくといいですね~。
Commented by midori_design at 2006-06-23 14:11
かわいいでしょ~。
時代によっても色柄には違いがあると思いますが、ひとくちに銘仙と言っても決してこんなに鮮やかで派手な色柄ばかりではないですよね。先輩達が頂いた銘仙は、黒やこげ茶をベースに色味を抑えた配色で、渋みのある大変素敵なものでした。私的にはそちらのほうが好みだったのですが、そこは年の順ということで・・・笑
でも、このように鮮やかで大胆な柄を着られるのは今のうちなので、後悔のないように思う存分着ておこうと思います。朝の連ドラで登場人物がかわいい銘仙を着ているので、もっと銘仙の注目度が上がればいいなぁと思いますが、マニア的にはアンティークの入手経路はちょっとだけ秘密にしておきたい気もします。(笑

そうですね~、やはり上方は「はんなり」ですよね。伝統的な色使いに伝統的な柄。勿論私はこちらも大好きです。繊細で優美な古典柄など、見ていて飽きませんね。次は古典的な着物と帯を特集しようかな。

うどんのつゆ!(笑) やはり北に行くほど味も色も濃くなりますね。ってか、もしかして上方を中心に同心円状になっているのではないでしょうか。琉球まで行くと、北とはまた違う色の鮮やかさがありますよね。
Commented by くされ女 at 2006-06-23 19:13 x
同心円状 なるほどー 南のほうにいくと 南国の華やかさがありますもんね。
今、頭の中で地図を描いていて脈略なく思い出してしまったんですが、「アホバカ分布図」ってあるんですよね。
確か探偵ナイトスクープが注目をして、どこかのえらい言語学教授が作ったと思うんですけど。
どこまでが「あほか!」と言い、どこからが「ばっかじゃないの!」というかという分布をあらわした地図なんですが。いろんな着眼点で共通点相違点を国内で見つけるのは楽しいですね。
Commented by midori_design at 2006-06-23 23:34
いいなぁ、「アホバカ分布図」。
アホとバカがどこに生息しているかという図ではないのね。笑
Commented by すみれ at 2006-06-24 01:37 x
いいですねえ。。ちゃんとした銘仙は羽織しか持っていないんですが、
色合いがたまんねえです。
組み合わせ考えて買わないので、着る機会がないです。
早くお披露目したいのですが。
私も渋めの銘仙いいなあと思います。うっとり。
Commented by whitececile at 2006-06-24 15:59
わぉ~♪(またまた若い娘風)かわいらしいではありませんか!!!
羽裏がこりゃまたお洒落どす。好きだな~、、こういうの!
袖は元禄小袖・・という感じでいいんだね。また、これが!綺麗に仕舞ってありましたね。

銘仙もいろいろありますね。
そうです!やはり、着られる年、といものが悲しいかな、あるんだな~(笑
私自身が可愛らしい柄だと思っても・・・いくらなんでも着れないものがありますからね。今、着られる柄を思う存分着ることだと思いますよ。
秩父ですか!こりゃ、midoriさん、かなりの銘仙マニア!
Commented by midori_design at 2006-06-24 21:27
>すみれさん。
そうそう、たまにすっごい素敵な着物や帯を見つけてしまって
コレだーー!と手に入れたはいいが、合わせるものがなくて
んーー、すぐには着られない・・・・てなことありますね。
でも、それに合うものを見つけたときがまた嬉しいんだよね。
何年も着られるものだから、合うものが見つかるまで待っていることもできる。
着物って、そういうところもいいですね。

色使いがたまんねえ銘仙羽織、ぜひ拝見してえ。笑
合わせる着物が見つかったら着て見せてね~。
Commented by midori_design at 2006-06-24 22:20
>whitececileさん。
楽しんでいただけましたか~? 
それぞれにとっても色柄がかわいいので、見ているだけで嬉しくなっちゃいます。
それに、裏に凝るってトコロが着物は本当にニクイですよね。
アドバイスに従って、今のうちに着られるものはできる限り着ておきまーす。
今度はwhitececileさんのコーディネートも見せてくださいね~♪

マニアとしては秩父にも行かねば。
でも、銘仙だけマニアってわけじゃないですよ~。ふふふ。
いつか余裕ができたら、年に一度は京都に行くようにしたいです。
織と染め、友禅を思う存分見て歩きたいなぁ。(そうそう買えないけどw)
あ、もちろん、湯葉と抹茶と和菓子も大いなる目的ですが。笑
Commented by おいけあん at 2006-07-01 08:48 x
銘仙は もともと 普段着になっていましたから 今日的に もっと自由に使ってもいいのじゃあないかと思いますが・・・
 「めいせんワンピース」「めいせんジャケット シャーツ」「クッション」「インテリア」・・・まだまだ・・ありそー

先年は パネルの裏側に張ってプレゼントにしましたよ
Commented by midori_design at 2006-07-01 17:38
銘仙独特のシャリ感とツヤのある生地質はいろいろ使えそうですね!
銘仙のスカートやバッグなんか、若い人が喜びそう。
銘仙生地のショートジャケットはシルエットが綺麗に出そうだし。
デザインさえ良くできていれば現代の感性に十分受け入れられるので、
上手にプロデュースできれば市場として伸びる可能性もありそうですね。

そうそう、銘仙って普段着だったんですよね。
もっともここ北海道では、札幌といえどもやはり田舎なので
庶民にとっての銘仙は東京の女学生風のとっておきのお洒落、という
あこがれの存在でもあったようですね。
それも時代によるのかもしれませんが。
名前
URL
画像認証
削除用パスワード

※このブログはコメント承認制を適用しています。ブログの持ち主が承認するまでコメントは表示されません。