ほっき貝の逆襲

昨晩更新するつもりだったのに、徹夜明けで寝ちまいました・・・ごめんなさい

昨日、ネット仲間の(大先輩に仲間は失礼?おいけさんゴメナサーイ)
京都の友禅図案家、おいけあんさんからデザインの作業についてご質問いただいたので、ついでにデザイナーって裏側でこんなこともやっています、ってなこともご紹介しちゃいます。

私の仕事は、主にMacを使用したDTP(デスクトップ パブリッシング)が中心です。すなわち、パソコンを使って印刷物などをデザイン・作成していく作業のことです。一昨日アップした会社案内のパンフレットは、依頼主から紙サイズと仕様(三つ折り)、会社概要、事業説明など大まかな掲載内容を聞き、あとはお任せということだったので自由に作らせていただきました。本来はラフを鉛筆など手で描いてからMacでの作業に移るのが良いのでしょうが、私の場合はいきなりMacに向かうことが多いです。

作業は概ねイラストレーターとフォトショップを併用して進めます。イラストレーターで決めたレイアウトに文字や画像、模式図などをのせていくわけですが、ここでは使用する画像について説明しましょう。

画像にはいろいろと選択肢があります。自分たちで撮影したもの、お客さんが持ち込んだもの、合成したCG、レンタルポジ、それから我々デザイナーの強い見方、写真のフリー素材など。
時間と予算がシビアなこの仕事、版権フリーの素材集CDはもはや必須アイテムです。
そのまま使うときもあれば、フォトショップで色を変えたりいくつかのフリー素材を組み合わせて合成したりと、もとは市販の写真素材でもその可能性は無限大です。
私が手がけるデザインも、この版権フリーの素材集からピックアップしたものを加工して使うことが圧倒的に多いです。また、お客さんが持ち込んだものや自分たちで撮影した写真を加工して使うことも多いです。場合によっては、はじめから合成用に写真を撮ります。そんな作業のひとつをお見せします。

d0033422_1434419.jpgはい、北海道の貝と言えば、この「ほっき貝」です。でかいです。海の香りが強く、刺身・寿司ネタ・バター焼き・酢の物など、それぞれうまいです。

で、じつはこれ、合成写真なんです。
どこが・・・?
こんな写真のどこに合成の必要があるのでしょう。

いや、正直わたしもこの合成をやっている間中、ずっとそう思いながら作業してました。でも仕方なかったんです。なんでかっていうと。

ある日お客さんが撮影用にほっき貝を持ってきました。3個。
はい、さっきの写真を見てください。
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つまりそういうことです。
これ、とある展示会のプレゼント引換券用の写真だったのですが、実際のプレゼントは5個だったんです。なのに、持ち込まれた貝は3個。
「5個にしてほしいんだよね。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

つまり、何かい、私の技術料はほっき2個分より安いってことかい???

でも今から2個だけ買いには行けないし・・・。仕方ないのでこんな感じで撮影。

d0033422_13485915.jpgd0033422_13491685.jpgd0033422_1349247.jpg

3個のほっき貝は、角度を変えて2カット撮影。
その画像からひとつづつ貝の形を抜き出し、大きさや角度を変えながら組み合わせていきます。

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ただ置いただけでは違和感があるので、貝の輪郭を微妙にぼかし、背景のザルとなじませます。最後に、不自然にならないようにザルや貝の重なりの所に陰を落とし、貝がちょっと暗いと感じたのでほんの少しハイライトを描き加えて完成です。
うーん、デザイナーってこんな事も・・・・普通やらないけどね・・・・・
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