カテゴリ:デザインの舞台裏。( 7 )

事務所のドアを開けたらいきなり、
簡易スタジオボックスとライト、三脚にカメラがセットされて置いてあった。

このところ急速に、にわかミニスタジオと化しつつあるうちの事務所。
眼前の光景を見て、つい食品チラシ時代の作業を思い出してしまった。
うーん、ここってシステム開発屋じゃなかったっけ・・・。

しかし、セットを見てると俄然ムラムラとその気になり、どれどれ・・と
お弁当代わりに作ってきた茗荷と生姜の甘酢漬けごはんを
おもむろに器に盛り付けてセッティング。

三脚をずらして位置を決め、ゆっくりレンズを回してみた。
うひゃー、いいデジタルカメラってすごいねー。
液晶画面で狙ったところを拡大して、これでもかってくらい
バキバキにフォーカス合わせができちゃう。
わー、ごはん粒がくっきりーーーー。

ってなわけで、ちょっとあそんじゃいました。

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事業所を移転したということもあり、
会社の新ロゴ、名詞、パンフレットその他諸々の緊急発注を受けているので
たいへんたいへん急いでやらねばと
新しく事務所に導入されたインクジェットで色あわせしようと思ったら、
これが一筋縄じゃいかない。

EPSON特有の蛍光色のようなマゼンタ。
いろいろ設定を試みたが、どうやっても100×100の金赤がピンクになってしまう・・・orz
それに、シアンの発色が強い。
インク比の調整で無理矢理シアンを下げようとすると、
シアンに近い色で出したいものが一緒にマゼンタ寄りにシフトしてしまう。

うーーーーーーーーーーーーん

結局昨日は1時まで粘ってみたが、うまくいかず断念。
もっかい調べ直さなきゃ。
さしあたってデータ作りを急がなきゃいけないし、
今日は自宅で進めることにする。

でもこういう作業は楽しいね、やっぱり。
急がなきゃいけないんだけども、ちょっとわくわくする。
イナバを描いている。

と言ってもしろうさぎではない。
ペケの因幡でもない。(古っっ!!

日本ハムファイターズの、稲葉選手だ。

すっかり日ハムファン、稲葉ファンになった叔父の依頼で、
球場で持つ応援用の小さな旗に稲葉選手の似顔絵を・・・・・というわけなのだ。

しかし、はなから野球音痴の私、稲葉と言われても「・・・・・・?」。
叔父から資料のパンフレットなどを受け取り安請け合いしたものの、
顔写真を見てもこれといった特徴がないものばかり。
か・・・・・・描きづらい・・・・・・

あまつさえ私は、似顔絵を描くことなどもう随分久しぶりだ。
いいかげん自信もない。

何より参ったのは、預かった資料の顔写真の印象が
同一人物のものであるにも関わらずそれぞれ全く異なるということだった。
日頃野球をよく見ていれば本人の顔のイメージもわくのだろうが、
一体どの写真を基準に考えたら良いものかさっぱり見当がつかない。

困り果てて、ネットで稲葉選手の顔写真を探してみた。
それぞれの画像のリンク先で、大きな画像が見られます。

まずは、
d0033422_17112731.jpg僧侶T.I氏より依頼のB5チラシのデータ渡しが無事終わった。眠い。笑
もとのカラー写真がかなり暗めであったため色分解がなかなか手強かった。写真の色分解は製版屋の専門分野なので本来デザイナーは手を出さないのが正しいのだが、時間がないのと微妙なニュアンスを出したかったのとでつい自分でやってしまったのら。色味に妥協できずついつい画像をいじり込んでいたら徹夜作業になっちゃったけど、久しぶりの2色チラシは楽しかった。
もっともお寺さんという場所柄、意図的に全体の文字を大きめにしたので(お年寄りが多いからね)、もしもこれが一般に配布するものならもう少し違うバランスに作っていたところだが、これはこれでよいのだ。
(クリックすると大きな画像が見られます。)

よく間違われるのだが、4色印刷(通常のフルカラー印刷)より2色印刷の方が費用も安いし、
色数が少ないぶん制作もラクなんだろうと思われがちである。

だが、安くなるのは2色分の製版代金程度だから思っているほど料金に大差はない.
その上、デザインの作業に関して言わせてもらえば
4色ものより2色もののほうが実は手数が多いので、かえって製作過程は面倒なのだ。
印刷の原理が体で理解できていないと2色刷りデータを作るのは意外に難しいので、
デザイナーになりたての新人に何の説明もなくいきなり2色チラシを作らせると、
むしろ4色チラシの制作よりパニックに陥る確率がずっと高い。
なので、慣れた人が作るとうっかり4色で作るよりよほど高級感がある2色刷りに仕上がったりするのだが、
色感覚のない人が作業すると、少々の出費をケチって2色印刷りにしたがために
取り返しのつかないものが出来上がっちゃったりするのだ。
特に写真を扱う場合はデザイナー・製版屋・印刷屋の色に対する感覚が如実に出るので、
写真の色再現に対する製版屋・印刷屋の力量を見極めるには
実は2色ものをやらせるのが一番良いのではないかという気がしてきた。

そんな真面目な話はさておき、「お寺 de コンサート」ですよ。
内容もなかなか良さげですし、単に会場がお寺ってだけですから(笑)お時間のある方はいかが?
うーん、うち一応檀家だしなー。チラシも作ったことだし聞きに行こうかしら。

ってか、
今朝電話がかかってきて

「悪いんだけど徹夜してでも今日納品ですから」

・・・・・だそうです。

つづき。
midori_designついに「萌え市場」参入か!?

いやいやいや、なんていうか「萌え市場」、すごいですね。
・・・いや、私がやっているのは萌え仕事ではないと固く信じつつ。

何の話かっていうとですね、ゲームのキャラクターなんですよ。
これまた高校時代の生徒会仲間、T氏の依頼による仕事なんですが。
普段ゲームをやらない私がいざゲームキャラを作ろう、となると、
意外にこれが結構難しいんですわ。
顔立ちもさることながら、カラダのバランスなんかが。
実際に画面で見るキャラクターの大きさ・解像度を考えると、
身体に対する顔の比率というのも重要なポイントになってきます。

つづき。
昨晩更新するつもりだったのに、徹夜明けで寝ちまいました・・・ごめんなさい

昨日、ネット仲間の(大先輩に仲間は失礼?おいけさんゴメナサーイ)
京都の友禅図案家、おいけあんさんからデザインの作業についてご質問いただいたので、ついでにデザイナーって裏側でこんなこともやっています、ってなこともご紹介しちゃいます。

私の仕事は、主にMacを使用したDTP(デスクトップ パブリッシング)が中心です。すなわち、パソコンを使って印刷物などをデザイン・作成していく作業のことです。一昨日アップした会社案内のパンフレットは、依頼主から紙サイズと仕様(三つ折り)、会社概要、事業説明など大まかな掲載内容を聞き、あとはお任せということだったので自由に作らせていただきました。本来はラフを鉛筆など手で描いてからMacでの作業に移るのが良いのでしょうが、私の場合はいきなりMacに向かうことが多いです。

作業は概ねイラストレーターとフォトショップを併用して進めます。イラストレーターで決めたレイアウトに文字や画像、模式図などをのせていくわけですが、ここでは使用する画像について説明しましょう。

画像にはいろいろと選択肢があります。自分たちで撮影したもの、お客さんが持ち込んだもの、合成したCG、レンタルポジ、それから我々デザイナーの強い見方、写真のフリー素材など。
時間と予算がシビアなこの仕事、版権フリーの素材集CDはもはや必須アイテムです。
そのまま使うときもあれば、フォトショップで色を変えたりいくつかのフリー素材を組み合わせて合成したりと、もとは市販の写真素材でもその可能性は無限大です。
私が手がけるデザインも、この版権フリーの素材集からピックアップしたものを加工して使うことが圧倒的に多いです。また、お客さんが持ち込んだものや自分たちで撮影した写真を加工して使うことも多いです。場合によっては、はじめから合成用に写真を撮ります。そんな作業のひとつをお見せします。

d0033422_1434419.jpgはい、北海道の貝と言えば、この「ほっき貝」です。でかいです。海の香りが強く、刺身・寿司ネタ・バター焼き・酢の物など、それぞれうまいです。

で、じつはこれ、合成写真なんです。
どこが・・・?
こんな写真のどこに合成の必要があるのでしょう。

いや、正直わたしもこの合成をやっている間中、ずっとそう思いながら作業してました。でも仕方なかったんです。なんでかっていうと。

ある日お客さんが撮影用にほっき貝を持ってきました。3個。
はい、さっきの写真を見てください。
・・・・・・・・
つまりそういうことです。
これ、とある展示会のプレゼント引換券用の写真だったのですが、実際のプレゼントは5個だったんです。なのに、持ち込まれた貝は3個。
「5個にしてほしいんだよね。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

つまり、何かい、私の技術料はほっき2個分より安いってことかい???

でも今から2個だけ買いには行けないし・・・。仕方ないのでこんな感じで撮影。

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3個のほっき貝は、角度を変えて2カット撮影。
その画像からひとつづつ貝の形を抜き出し、大きさや角度を変えながら組み合わせていきます。

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ただ置いただけでは違和感があるので、貝の輪郭を微妙にぼかし、背景のザルとなじませます。最後に、不自然にならないようにザルや貝の重なりの所に陰を落とし、貝がちょっと暗いと感じたのでほんの少しハイライトを描き加えて完成です。
うーん、デザイナーってこんな事も・・・・普通やらないけどね・・・・・